計量記譜法の拍子記号

メンスーラ記号 (拍子記号と似ていますが、完全に同一ではありません) のサポートは限定的です。それぞれの記号は特定の拍子記号の分数と結びついています。つまり、あるメンスーラ記号を \time n/m を用いて表示させたい場合、nm を次の表に沿って設定しなければならないということです:

[image of music]

古代の拍子記号を選択するには、グラフィカル オブジェクト TimeSignaturestyle プロパティを設定してください。サポートしているスタイルは neomensuralmensural です。上の表では neomensural スタイルを用いています。次の例ではスタイルごとの違いを示しています:

[image of music]

拍子 では、拍子記号に関する一般的な説明があります。

参照

音楽用語集: mensural notation

記譜法リファレンス: 拍子

既知の問題と警告

音長の比は一定ではないため、拍子記号を設定するだけでは変更されません。例えば、1 ブレヴィス = 3 セミブレヴィス (tempus perfectum) のような比は手で入力します:

breveTP = #(ly:make-duration -1 0 3/2)
…
{ c\breveTP f1 }

これは、breveTP を全音符の 3/2 × 2 = 3 倍に設定します。

mensural68altneomensural68alt シンボル (6/8 を表すもう一つのシンボル) は \time では表示させることができません。代わりに \markup {\musicglyph "timesig.mensural68alt" } を使ってください。

LilyPond 記譜法リファレンス v2.25.15 (開発版).