通奏低音の導入部

LilyPond は通奏低音 (figured bass – thorough bass や basso continuo とも呼ばれます) をサポートします:

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  \new Voice { \clef bass dis4 c d ais g fis}
  \new FiguredBass {
    \figuremode {
      < 6 >4 < 7\+ >8 < 6+ [_!] >
      < 6 >4 <6 5 [3+] >
      < _ >4 < 6 5/>4
    }
  }
>>

[image of music]

通奏低音のサポートには 2 つのパートがあります: 1 つは入力モード \figuremode で、通奏低音の入力を受け入れます。もう 1 つはコンテキスト FiguredBass で、BassFigure オブジェクトの表示を扱います。Staff でも通奏低音を表示させることができます。

\figures { … }\new FiguredBass \figuremode { … } の短縮記譜法です。

通奏低音のサポートの外見は和音サポートに似ていますが、もっとシンプルです。\figuremode モードは通奏低音を保持し、FiguredBass コンテキストははそれらを入力されたとおりに譜刻するだけです。ピッチへの変換は行いません。

参照

音楽用語集: figured bass

コード断片集: Chords


LilyPond 記譜法リファレンス v2.25.22 (development-branch).