Mensurstriche レイアウト

Mensurstriche (‘計量 (記譜法の) 線’) は一般に受け入れられた用語で、同じシステム (段) 内にある譜と譜の間には引かれ、譜自体には引かれない 小節線のことです。このようにして、小節線の持つ位置決めの機能を保ちつつ、 オリジナルのリズムの表示を失わないように (シンコペーションされた音符が小節線によって区切られてしまわないように) することが通例となっています。

Mensurstriche (計量音楽風の) レイアウトでは、小節線を譜の中には表示せず、譜と譜の間に表示します。これは、ChoirStaff の代わりに StaffGroup を用いることで実現できます。譜の中にある小節線は \hide で非表示にします。

\layout {
  \context {
    \Staff
    measureBarType = "-span|"
  }
}

music = \fixed c'' {
  c1
  d2 \section e2
  f1 \fine
}

\new StaffGroup <<
  \new Staff \music
  \new Staff \music
>>

[image of music]

LilyPond 記譜法リファレンス v2.25.22 (development-branch).