和音の転回と特殊なボイシング

和音の修飾子と低音の追加に加えて、特殊な転回やボイシング(例えばジャズ音楽で一般的に使用される、いわゆる‘ドロップ 2’ ボイシング) を含む和音の自動的な譜刻にさまざまな関数を用いることができます。

\chordmode {
  \dropNote 2 {
    c2:maj7 d:m7
  }
  \invertChords 1 d1:maj7
}

[image of music]

和音の拡張と変形 で示された低音の追加とは異なり、これは和音が譜に譜刻される方法のみに影響し、文字で書かれた和音名には影響しません。さらに、これらの関数は和音モードだけでなく、和音の音符 で説明される <...> の和音構造でも用いることができます。

参照

記譜法リファレンス: 和音の拡張と変形, 和音の音符

コード断片集: Chords

LilyPond 記譜法リファレンス v2.25.22 (development-branch).