母音の段階的な変化

音節間の矢印で示される可能性のある母音の遷移 (母音または持続する子音の段階的な変化) は、 \vowelTransition コマンドで入力します (Gould pp. 452–453 を参照してください)。矢印は遷移の長さを示し、デフォルトでは常に描画されます (ぎっしりと譜刻された音楽では、必要に応じてスペースが追加されます)。ピッチが変化しない音符間のタイやスラーは、母音の変化にもかかわらず、新しいアーティキュレーションがないことを示しています。矢印の最小の長さは、 VowelTransitionminimum-length プロパティで調整できます。

{
  c'2 c'
  \set melismaBusyProperties = #'()
  c'2 ~ c'
  \time 3/2
  d'4( e' f' e' f'2
  e'2.)
}
\addlyrics
{
  Ah \vowelTransition oh,
  ah \vowelTransition oh,
  ah \vowelTransition _ _ _ _
  oh.
}

[image of music]

参照

音楽用語集: vowel transition

内部リファレンス: VowelTransition

LilyPond 記譜法リファレンス v2.25.22 (development-branch).