MIDI での強弱記号

mp, mf, sf を含む、ppppp から fffff までの強弱記号のみが音量値を設定されています。そして、この値が全体の MIDI 音量レンジの値に適用されます。MIDI 出力において、指定された強弱記号に対応した最終的な音量を得るために、これらの値が全体の音量範囲に収まるように適用されます。デフォルトで、割合の最小値は 0.25 (ppppp) で、最大値は 0.95 (fffff) です。全ての強弱記号と、それに関連付けられた音量の割合の一覧は scm/midi.scm にあります。

Selected Snippets

MIDI 出力でカスタム強弱記号を作成する

次の例は、デフォルトのリストには含まれていない強弱記号を作成し、MIDI 出力に反映されるように音量値を割り当てる方法を示しています。

強弱記号 \rfz0.9 の値が割り当てられています。

#(define (myDynamics dynamic)
    (if (equal? dynamic "rfz")
      0.9
      (default-dynamic-absolute-volume dynamic)))

\score {
  \new Staff {
    \set Staff.midiInstrument = "cello"
    \set Score.dynamicAbsoluteVolumeFunction = #myDynamics
    \new Voice {
      \relative {
        a'4\pp b c-\rfz
      }
    }
  }
  \layout {}
  \midi {}
}

[image of music]

インストールされているファイル: ly/script-init.ly scm/midi.scm

コード断片集: MIDI

内部リファレンス: Dynamic_performer


LilyPond 記譜法リファレンス v2.25.22 (development-branch).