基本的な打楽器の記譜法

打楽器の音符は \drummode モードで入力することができます。このモードでの音符の入力の仕方は標準モードに似ています。打楽器の音符を入力する最も簡単な方法は、打楽器用のコンテキストとエントリを作成する \drums コマンドを用いる方法です:

\drums {
  hihat4 hh bassdrum bd
}

[image of music]

上記の例は、下記を短縮したものです:

\new DrumStaff \drummode {
  hihat4 hh bassdrum bd
}

[image of music]

打楽器の音符名には完全名と省略名があり、どちらも入力ファイルで使うことができます。打楽器の音符名の完全なリストが 打楽器の音符 にあります。

DrumStaff コンテキスト内で通常の記譜法でのピッチ (cis4 等) を使うとエラーになるということに注意してください。打楽器の音部記号は自動的に DrumStaff に付け加えられますが、明示的に付け加えることもできます。他の音部記号も使うことができます。

\drums {
  \clef percussion
  bd4 4 4 4
  \clef treble
  hh4 4 4 4
}

[image of music]

打楽器のための MIDI サポートにはいくつか考慮すべき問題があります。MIDI 出力を作り出す を参照してください。

参照

記譜法リファレンス: MIDI 出力を作り出す, 打楽器の音符

インストールされているファイル: ly/drumpitch-init.ly

コード断片集: Percussion

LilyPond 記譜法リファレンス v2.25.15 (開発版).