4.1.4 入力音符の構造

LilyPond の入力における音符は、順番にピッチ、長さ、1 つ以上の‘後置イベント’ (省略可能) からなります。LilyPond における‘後置イベント’ は、アーティキュレーション、運指、弦番号、スラー、タイ、テキストなどを追加するものです。

ピッチは、現在の音符名の言語 (Note names in other languages で説明されています) に基づいて明示的に指定されます。ピッチが省略された場合、その音符のピッチは前の音符と同じものになります。Durations を参照してください。rs はピッチではないことに注意してください。

長さは、数字と省略可能な 1 つ以上のドットからなります。長さが明示的に指定されない場合、その音符の長さは前の音符、和音、休符、空白休符と同じものになります。Durations を参照してください。

後置イベントはこれらの後に付加するものです。例えば、c’ の 8 分音符に、1 の運指記号、テヌート アーティキュレーション、スラーの開始、タイの開始、テキスト指示を付加したいとしましょう。これは以下のようになります:

{ c'8-1--(~^\markup{"text annotation"} c' d') }

[image of music]

参照

学習マニュアル: タイとスラー, アーティキュレーションと強弱記号, テキストを追加する

記譜法リファレンス: Pitches, Rhythms, Expressive marks

GNU LilyPond 学習マニュアル v2.25.22 (development-branch).