小符幹 (ステムレット)

慣習によっては、連桁が休符を含むことが許されます。好みにより、連桁から休符に向かって ’小符幹 (ステムレット)’ を伸ばし、リズムを見やすくする場合があります。現代音楽では、休符自体が省略され小符幹のみが表示される場合もあります。

このスニペットでは伝統的な記譜法からの変遷を示しています。休符を含む連桁、小符幹付きの休符、小符幹のみの順番です。小符幹は Stemstemlet-length プロパティをオーバライドすることで生成できます。休符は transparent = ##t によって非表示にします。

異なる記譜を示すために \markup を用いています。

\paper { ragged-right = ##f }

{
  c'16^\markup { traditional } d' r f'
  g'16[^\markup { beams over rests } f' r d']

  % N.B. use Score.Stem to set for the whole score.
  \override Staff.Stem.stemlet-length = #0.75

  c'16[^\markup { stemlets over rests } d' r f']
  g'16[^\markup { stemlets and no rests } f'
  \once \hide Rest
  r16 d']
}

[image of music]


LilyPond snippets v2.25.22 (development-branch).