環境変数

lilypond は以下の環境変数を認識します:

LILYPOND_DATADIR

これはデフォルトで参照するロケール メッセージとデータ ファイルがあるディレクトリを指定し、コンパイル時に定義されるか、実行時に動的に計算される場所を上書きします (再配置 を参照してください) 。このディレクトリは ly, ps, tex などのサブディレクトリを保持しているべきです。

LILYPOND_LOCALEDIR

ロケール固有のファイルが配置されているディレクトリを指定します。これは LILYPOND_DATADIR から派生した値を上書きします。

LILYPOND_RELOCDIR

再配置ファイルが配置されているディレクトリを指定します。これは lilypond バイナリの場所から派生した値を上書きします。

LANG

stdout および stderr に送信される LilyPond データ、たとえば、進捗レポート、警告メッセージ、デバッグ出力などの言語を選択します。例: LANG=de

LILYPOND_LOGLEVEL

デフォルトのログレベル。明示的にログレベルが指定されずに LilyPond が呼び出された場合 (すなわち --loglevel コマンド ライン オプションが指定されなかった場合)、この値が使用されます。

LILYPOND_GC_YIELD

メモリ管理を調節する変数 (単位はパーセント) です。大きな値は LilyPond に多くのメモリ使用を許し、小さな値だと CPU 使用時間が長くなります。デフォルト値は 70 です。 この変数を使ってメモリ使用量とパフォーマンスを調節することができます。これはメモリ管理の振る舞いを調整するパーセント値です。高い値にするとプログラムはより多くのメモリを使用し、低い値にするとより多くの CPU 時間を使用します。デフォルト値は 70 です。

GNU LilyPond – アプリケーション使用方法 v2.25.15 (開発版).